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2026年10月版 · 評価基準 GNT-BDS v1.1.1 · 最終更新 2026-10-23日本語 / English
Japan IR Index英文開示・株主コミュニケーション調査

株主総会・対話の準備に

株主総会・対話で問われる論点

海外の長期投資家とアクティビストが、株主提案や対話で実際に問うている論点を整理します。各論点について、問いの形、回答に含めるべき要素、実際の会社の回答と結果を、公表資料に基づいて示します。想定問答の準備に、英文で何を示せば問いに答えたことになるかの確認にお使いください。

2026年の株主総会で、株主は何を聞いたか:東証プライム市場の4業種377社のうち、質疑応答の要旨を公表していた25社の質問を、テーマ別に集計しました。集計を見る →

2026年10月19日作成。出典は2026年10月24日に再確認しました。賛成率などの数値は臨時報告書・会社の開示によります。

論点 01

余剰資本・資本効率

「自己資本と手元資金が多すぎるのではないか」。株主資本コスト、資本構成、キャッシュアロケーションで答える。

事例:山洋電気、フジ・メディアHD

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論点 02

PBR1倍割れと資本コスト

「資本コストを上回るリターンを、いつ、どう実現するのか」。東証の要請に対する開示の中身を比べる。

事例:ステラ ケミファ、東洋製罐GHD、山洋電気

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論点 03

政策保有株式の縮減

「なぜ保有し続けるのか、いつまでにどこまで減らすのか」。残高、目標、期限、検証の開示を比べる。

事例:フジ・メディアHD、東洋製罐GHD、ADEKA 開示例:日本精工、ジェイテクト、荏原製作所

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論点 04

株主還元:配当を誰が決めるか

「配当を株主総会でも決められるようにせよ」。金額ではなく決定の仕組みを問う提案が支持を集める。

事例:栄研化学(可決)、ステラ ケミファ、三井金属

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論点 05

取締役会の構成と選解任

解任・選任・任期の提案。過半数で決まるため実際に結果が動く。

事例:太陽HD、山洋電気、ステラ ケミファ

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論点 06

役員報酬の開示

「個人別の金額と業績連動を示せ」。0.05%の株主の提案に43%の賛成。

事例:三井金属、太陽HD

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論点 07

有価証券報告書の総会前開示

「議決権行使の前に有報を読ませよ」。金融庁は3週間以上前が最も望ましいとする。

事例:ステラ ケミファ

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論点 08

親子上場・上場子会社

「親会社から独立して少数株主を守れるのか」「なぜ上場子会社のまま保有するのか」。

事例:大阪製鐵、ADEKA、レゾナック

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論点 09

買収への対応方針

「その対抗措置は誰のためか、決めるのは誰か」。同意なき買収提案への対応。

事例:牧野フライス、芝浦電子

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論点 10

M&Aと事業売却の経済性

「いくら払い、何年でどれだけ回収し、いくらなら手を引くのか」。

事例:太陽HD、ミネベアミツミ、THK、サンテック

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論点 11

不動産など非中核資産

「時価で見ると資本効率はどうなるのか、なぜ持ち続けるのか」。

事例:石井鐵工所、フジ・メディアHD

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論点 12

社長の後継者計画と指名

「次の社長は誰がどう選ぶのか、元社長は何の役割で残っているのか」。

事例:フジ・メディアHD、フクダ電子、東洋製罐GHD、太陽HD

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論点 13

情報開示の拡充

「顧客は公表しているのに、会社は何も開示していない」。英文で答えが届いているか。

事例:山洋電気、石井鐵工所、シリーズ全体の英文開示

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論点 14

株主優待と個人株主

「優待は大株主にとって不平等ではないか」。廃止と導入、両方の提案。

事例:淀川製鋼所、北沢産業

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論点 15

気候変動の開示

「移行計画をどう評価し、取締役会はどう監督するのか」。

事例:三菱UFJ、東洋製罐GHD

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論点 16

総会運営と議決権の集計

「接戦の票をどう数えたのか」。臨時報告書の注記で比べる集計方法。

事例:太陽HD、フジ・メディアHD、大阪製鐵、三井金属

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今後扱う論点

このシリーズの考え方

  1. 問いは実際の資料から:株主提案の提案理由、取締役会意見、公開書簡など、日付のある公表資料から拾います。
  2. 「良い回答」は結果で確認:会場の拍手は記録に残りません。提案の取下げ、賛成率(臨時報告書)、翌年の変化で確認し、他の要因も併記します。
  3. 英文で届いているか:同じ回答が英文で同じ日に読めるかを、Japan IR Index の評価項目で示します。

特定の提案や会社の立場を支持するものではなく、議決権行使の推奨や投資助言を目的としません。